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財産目録テンプレート(Excel)無料ダウンロード|書き方・記入例・遺言に添付する際のルール
このページでは、財産目録のExcelテンプレート(無料・登録不要)を配布しています。終活の棚卸しから、自筆証書遺言への添付、相続発生後の遺産分割・相続税の検討資料まで、1つのフォーマットで3つの用途に使える設計です。
財産目録は「作ること」より「正しく・漏れなく・更新し続けること」が価値です。この記事では、テンプレートの使い方と項目別の記入例、遺言に添付する場合の方式ルール(パソコン作成OK・ただし全ページに署名押印)、家族に見つけてもらう保管のコツまでを解説します。
テンプレートの内容と3つの用途
- シート構成:①プラスの財産(預貯金/不動産/有価証券・投資/保険/その他動産・貴金属・車)②マイナスの財産(借入・ローン/保証債務)③デジタル資産・重要情報の所在(ネット口座・サブスク・連絡先)④集計表(概算の純資産と基礎控除の目安比較)
- 用途①終活の棚卸し:まず埋められる所から。「口座の数を減らす」「使途不明の保険を解約する」など、書く過程で生前整理のタスクが自然に見つかるのが最大の効能です(終活やることリスト・財産目録の書き方)
- 用途②自筆証書遺言への添付:2019年の法改正で、遺言本文は自書が必要でも、添付する財産目録はパソコン作成・通帳コピー・登記事項証明書の添付でOKになりました。本テンプレートを印刷して使えます(方式ルールは後述)
- 用途③相続発生後の資料:遺産分割協議(遺産分割協議書の書き方)のたたき台、相続税の要否判定(基礎控除・相続税の基礎控除)、専門家への相談資料(相続の相談先)としてそのまま機能します
項目別の書き方と記入例
- 預貯金:金融機関名・支店名・種別・口座番号まで。残高は「◯年◯月◯日時点」と基準日を明記(日々変わるため概算で可)。ネット銀行はログイン情報の「所在」(=どこに控えがあるか)を③のシートへ——パスワードそのものを目録に書かないのが安全の基本です
- 不動産:登記事項証明書(または固定資産税の課税明細書)のとおりに所在・地番・家屋番号・持分を転記。評価額は固定資産税評価額を記入し、出典を明記。遺言添付用にする場合は登記事項証明書のコピー添付が最も確実です
- 有価証券・投資:証券会社名・口座種別(特定/NISA)・主な銘柄と概算評価額。NISA口座は相続で非課税のまま引き継げない等の注意は認知症と株の売却へ
- 保険:保険会社・証券番号・種類・契約者/被保険者/受取人の3者を必ず記入(誰の相続で動くお金かが決まる最重要情報・生命保険の非課税枠)
- マイナスの財産:借入先・残高・担保の有無・保証debtsの相手先。借金と保証は相続放棄(3か月・相続放棄を自分でやる)の判断材料——プラスの財産より先に正確にが鉄則です
遺言に添付する場合の方式ルール(ここだけは厳格に)
- 自筆証書遺言に目録を添付する場合:①目録の全ページに遺言者の署名と押印(両面印刷なら両面に)②本文と目録をホチキス等で一体化し、本文中で「別紙目録第1記載の不動産を長男に相続させる」のように引用する形にします
- 署名押印のないパソコン目録は無効。また目録を差し替える形の変更にも厳格な方式(変更場所の指示・署名・押印)があるため、財産が変わったら目録だけ直すのではなく遺言全体を作り直すのが安全です(遺言書の文例10選のFAQ参照)
- 法務局の保管制度(法務局の遺言保管制度)を使う場合は、用紙サイズ(A4)・余白などの様式要件もあります。保管申請前にチェックリストで確認を
運用のコツ——「作って終わり」にしない
- 更新は年1回、日付を決めて(誕生日・年末など)。テンプレートには「作成日・更新日」欄があります。古い目録は破棄せず「旧」と明記して残すと、財産の変化の記録になります
- 保管と共有:目録の存在と保管場所だけは家族に伝えます(内容まで開示するかは自由)。「金庫の中の目録」は見つからなければ存在しないのと同じ——エンディングノート(エンディングノートの書き方)に所在を書くのが定番の連携です
- Excelが苦手な方・スマホで管理したい方は、当サイトの財産目録作成ツール(無料)へ。質問に答える形式で同じ構成の目録が作れ、更新も簡単です
よくある質問(FAQ)
評価額は正確に調べないとだめですか?
用途によります。終活の棚卸しなら概算で十分(預金は千円単位、不動産は固定資産税評価額の転記でOK)。相続税の検討段階では、不動産は路線価ベース、株式は残高報告書ベースへ精度を上げます。申告が必要な水準なら最終的な評価は税理士の仕事です。大切なのは金額の精度より「存在の網羅」——1円単位の正確さより、書き漏れた口座ゼロを目指してください。
家族に借金を知られたくないのですが、書くべきですか?
書いてください。借金を知らずに相続すると、家族は相続放棄(3か月)の判断機会を失い、最悪の場合あなたの借金を背負います。目録は「借金があること」を死後に確実に伝える安全装置です。生前に見られたくない場合は、封をして保管場所だけ伝える、ツールで作成してパスワード付きで共有するなどの方法があります。隠すべきは生前のプライバシーであって、死後の情報ではありません。
このテンプレートは相続税の申告にそのまま使えますか?
申告書の添付書類としてそのままは使えません(相続税の申告には税務署様式・財産評価明細等が必要です)。ただし、税理士に依頼する際の資料としてはこの目録が最良のスタート地点になり、依頼費用と期間の圧縮に直結します。基礎控除(相続税の基礎控除)を超えそうだと分かった時点で、この目録を持って税理士の初回相談へ行く——のが最短ルートです。
まとめ
- 1つのテンプレで終活・遺言添付・相続手続きの3用途。まず埋められる所から
- 遺言添付は「全ページ署名押印+本文からの引用」が絶対ルール
- パスワードは書かず「所在」を書く。借金こそ正確に——放棄の判断材料になる
- 年1回更新し、存在と保管場所を家族に。見つからない目録は無いのと同じ
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この記事の監修
ゾウゾクグループ
長年にわたり相続分野で積み重ねてきた経験を活かし、zouzoku(ゾウゾク)を運営しています。相続・家族信託・終活に関する書類作成ツールと解説記事を提供しています。